ブラジリアン柔術とは?
特徴
⚫︎特徴寝技中心の攻防: ほとんどの時間が寝技での攻防に費やされ、関節技や絞め技、押さえ込みなどによって勝敗が決まります。
⚫︎打撃禁止: 競技ルールではパンチやキックなどの打撃は一切禁止されています。
⚫︎護身術としての側面: 相手をコントロールする技術が主体なため、自分より体格や力が劣る相手でも勝つことができ、護身術としても優れています。
⚫︎「身体を使ったチェス」: 常に戦略を立て、相手の動きに応じて最適な手を打つ必要があることから、こう呼ばれます。
⚫︎「帯制度」: 努力と成長が評価される帯制度があり、段階的に昇級していきます。
帯の昇格
ブラジリアン柔術の帯は、合計12ランクに分かれています。
年齢によって帯の種類が異なっている点に注意が必要です。
4歳から15歳では、白帯・灰帯・黄帯・橙帯・緑帯の5色の分類となっています。
また、16歳以上では白帯・青帯・紫帯・茶帯・黒帯・赤/黒帯・赤/白帯・赤帯の8色の分類です。
このように年齢と実力によって帯のランクが変わっていきます。
15歳以下は、白帯から始まり緑帯まであり、16歳以上は青帯スタートになります。
※白帯は、全年齢を対象としています。16歳以上でも初めての方は白帯となります。
例えば、15歳の段階で橙帯だとします。
これが16歳になると緑帯を飛ばして自動的に青帯に昇格されます。
柔道と柔術の違い
柔道とブラジリアン柔術は一本勝ちのルールと戦術の中心です。
柔道では、投げ技で相手を完全に投げると即座に一本勝ちとなりますが、ブラジリアン柔術では投げ技に一本勝ちがなく、寝技での関節技や絞め技による一本を目指します。
柔道は投げ技(立ち技)が中心ですが、ブラジリアン柔術は寝技に重点を置いた競技です。
柔道は一本勝ち投げ技で相手を完全に投げると「一本」となり、試合が決まる
ブラジリアン柔術は投げ技では一本にならない。
一本は主に寝技での関節技や絞め技で決まる中心的な戦術投げ技(立ち技)が中心寝技での攻防が中心で関節技、絞め技を重視する
ポイント投げ技は2点、寝技は投げ技より点数が低い場合があるマウントポジションやバックポジションなどの有利な寝技には、投げ技より高いポイントが与えられる
柔道は技立ち技や投げ技が中心で、関節技や絞め技も使用される
ブラジリアン柔術は寝技が中心で、投げ技もある。柔道では反則となる手首を極めるなどの関節技も使用可能
